今年のjkt一発目にふさわしい物が作れました。
まだまだ冷え込みますが。。。実際
春先にも着られるものしか買いたくない
そして
資金もスペースも限られてきた中で
クローゼットに置いておきたい商品こそ価値がある。
半端丈パンツがメインになりつつある
私のスタイル。
はまりがよく
クローゼットにないものは??
ということでアイテムを選定し
コートを作りました。
コートを選ぶ際に押さえるべきポイント
①スーツに合わせても
大きく的外れを起こさないコーディネートが可能
②普段着で”今感”がちゃんとある
③高過ぎない価格
④真冬しか着れないものはいらないが保温性は欲しい
笑
上記の①〜④を纏めると
『コーディネートの幅が広い商品』
となる。
そこで
僕の脳の意思決定までの
解説です。
BEENUTS
"Boatany Stand Fall CollaCoat"
¥35.000 + TAX
98%WOOL 2% POLYURETHNE
ボタニーウールステンカラーコート
良質な*梳毛2/48 を使用しストレッチを混ぜた生地です。
*梳毛は以前も説明しましたが約5センチ以上の毛足の長い羊毛を梳(けしくず)ってつくられた、長くて細い糸のことを言います。
着た時の特徴は、糸が細いのでなめらかな着心地となるので、チクチクしづらく
スーツの生地で使われることの多い毛です。
(BEENUTS "COACH JKT SET UP"も梳毛です)
糸で見ると
2/48の糸になりますので、わりとざっくり目です。
長いシーズン着られる春の定番。
かっこつけすぎてないけど硬めのイメージを打ち出せる
ステンカラーコートをベースにしました。
(チェスターはたくさん他でもいいものが出ているし)
*表面に刺繍やプリント切り返し等、分かりやすい箇所の無駄を省き
分かりにくいPKT口、裾に同色ステッチで遊びを入れてます。
*保温性と肌触りの優れたネルシャツ生地を身頃裏、
衿裏、ウエストベルト裏に配し
機能性とデザイン性を持たせました。
*袖の裏は
高密度のBLK*BLK市松模様サテン生地です。
こちらは普段は見えませんので
遊び心の一つとして。
*ボタンは本水牛
表面上は極力シンプルにかつ重量感のないように
仕上げたかったので
*メルトンのコート等で使う太めの番手ではなく
細番手で縫製しています。
次にスタイリング目線での思考回路
サイズ感が一番重要
オーバーコートとして着用したりTEEシャツの上に羽織ったり
贅沢でわがままな要望をどうするか?
硬めの肉厚生地では春先に着られない
重いのは嫌だ
でもカチッとも見えるようにしたい
という事で
通常メンズのコートにセレクトしないであろう柔らかい生地をあえて
当て込んでみました
(ボタニーウールは柔い印象を与える)
ゆったりしたシルエットにふんわりした生地感ですが
ゆるい雰囲気になり過ぎない所でFIXする。
ここがキモでした。
柔らかいが故に生まれる
ドレープ感を上手く引き出す。
裾へ向かって綺麗に落ちるシルエット。
ベルトをすることによって大きく変えられるスタイリング。
(僕はウエストでキュッと絞りたいです)
ストリート香とエレガントの両立。
着心地の良い柔らかさ
素材の性質とデザインが上手くFIXできた自信作です。
保温性がないよう見えますが
素材の説明
⬇︎
*ボタニー ウール
オーストラリア産のメリノ羊からとれるもっとも良質で、高価な羊毛のことです。つまり、毛質のすぐれているメリノ・ウールの中でも最上級のものということです。
抜かりなし